会社概要 山陽染工児島ファクトリー

代表取締役社長

松本 壮一郎

山陽染工児島ファクトリー株式会社は前身となる株式会社角南染工場より昭和、平成、そして令和と3つの時代と共にその歴史を歩んでまいりました。私共の属する繊維産業は「メイドインジャパン」の先駆け的存在であり、昭和初期には戦後復興の礎ともなった、いわば花形産業の1つでありました。しかし今や製造業はアジアを始めとする諸外国にそのウェートを移し、かつて日本のお家芸であった「ものづくり」という伝統はもはや失われつつある、と言わざるを得ない状況となっております。確かにデジタル文化主流の時代に製造業、まして繊維産業など前時代的なアナログ極まりない産業かもしれません。しかし私共は生きた人間の手や感性、創意工夫によって産み出される製品がデジタル的なものに劣っているとは考えておりません。出来上がった製品を利用し、評価するのはあくまで人間です。十人十色と言いますように、人間の感性は画一的なものでは無く、人それぞれに求めるニーズは異なります。幸い当社には長い年月をかけて培った経験と、単純に数値化する事の出来ない独自のノウハウを持った優れた「職人」たちがいます。私共が目指すのは新しく良いものは取り入れ、古くからある守るべきものは守るという柔軟性と創意工夫の融合した「ものづくり」。アナログである事を恥じることなくむしろ誇りとし、伝統と革新をモットーに更なる品質向上とお客様に必要とされる存在となるべく日夜努力を続けてまいります。
今後とも皆様の変わらぬご愛顧をよろしくお願い致します。